真向法体操
真向法(まっこうほう)体操とは
真向法体操は、1回3分、たった4つのシンプルエクササイズです。
股関節を中心に呼吸と合わせて運動(ストレッチ)することにより、体調不良、腰痛、肩こり、血液循環の改善、歪んだ骨盤や姿勢を整え心身をリフレッシュする効果があります。畳1枚のスペースがあれば、誰でも手軽に出来る健康法です。
真向法(まっこうほう)体操を行う際の注意点
決して無理をしない
無理をせず、痛気持ちいいくらいで行います。動作は決して反動や力みを用いず、ゆっくりと行って下さい。
曲げる時は息を吐く
息を吐いてリラックスすると筋肉がよく伸びます。
曲げる時は(筋肉を伸ばす時)、必ず息をゆっくり吐き、体を起こす時はゆっくり息を吸い、一呼吸一動作で繰り返し行ないます。
腰を立て姿勢を正し(真向の姿勢)、次に股関節を中心に屈伸する。
真向法の正しい理想のフォームは、腰を立たせ、股関節を中心に屈伸動作を行って下さい。
大切なのは上体を深く曲げる事より、背筋を伸ばしながら前屈するイメージが大切です。
体操の際は視線は2~3メートル位先を見つめ股関節から曲げるようにすると良いでしょう。
動作は大きくゆったり倒し、必ず元の位置に戻す。
真向法の狙いの一つは股関節を中心に、上体を前に倒したら、必ず元の正しい姿勢まで戻す事で、筋肉を大きく伸ばし(動かし)、血液やリンパ等体液の循環を促進させる事にあります。
真向法体操のこつは、背中が曲がらないように、息を吐きながらゆっくりと、上体を股関節から、お腹、胸、顔の順で床に近づけることです。反動で無理に曲げたりせずに、ゆっくり行いましょう。
そして、息を吐き終えたら、上体は元の「真向の姿勢」まで戻します。
真向法体操
真向法第一体操
尻から足にかけた外側の筋肉を伸ばす運動(合蹠前屈)です。
- 足の裏側を合わせて座る。
- 腰を立て、両ひざをできるだけ床につける。
- 背すじを真っすぐ伸ばしたまま、あごを引き、へそから「おじぎ」をするように床へ近づける。
- 息を吐いたら元の姿勢に戻る。
両膝が床に付けば、背筋は自然に真っ直ぐに立つようになるそうです。
真向法第二体操
太ももの後ろからふくらはぎの筋肉を伸ばす運動(長座前屈)です。
- 長座で座る(できれば足首を立てる)。
- ひざを伸ばし、股関節を軸に上体を前へ倒す。
- 背中を曲げないようにして、おへそから胸、顔の順で床に近づける。
- 息を吐いたら元の姿勢に戻る。
真向法第三体操
脚の内側の筋肉を伸ばす運動(開脚前屈)です。
- 90度以上(できれば130度程度)開脚する。
- 足首を立て、外側へ反らす。
- ひざを伸ばしたまま、背中を曲げないようにして、上体を股関節から前へ倒す。
- 息を吐いたら元の姿勢に戻る。
真向法第四体操
足首と膝の関節を柔らかくする運動(割座後屈)です。
- 割り座(足をお尻に沿わせる)で座る。
- 両手で支えながらゆっくり後ろに倒れる。
- 万歳の形で両腕を耳につけ、息を長く吐きながら30秒から1分キープ。
ひざ、腰が痛い人は無理をしないこと。背中にクッションを挟むなどして、徐々に行いましょう。
第一~第三体操を繰り返し行なった後に、第四体操を最後に1回だけ行います。
まとめ
私は一年以上、真向法体操を毎朝やっていましたが、今回改めてまとめていると「ちゃんとできていなかったな」と驚きました。特に、体を曲げる際の呼吸はほとんど意識できていなかったなと反省です。
私の経験からだと、
- 息を吐きながら曲げる
- 背中を曲げない
- 元の姿勢に戻る
という点を意識しながら行うといいと思います。
私は真向法体操を始めた当初、背中を曲げて行っていたせいで背中を痛めてしまいましたので、「背中を曲げない」という点は特に気をつけた方がいいと思います。
また、背中をピッタリと壁に当てた状態で行うと「元の姿勢に戻る」というのが判りやすいのでオススメです。