究極の全身運動「大人のラジオ体操」が凄い!
「ラジオ体操なんて簡単」と思っていませんか?私も以前はそう思っていたのですが、実はラジオ体操はとても奥が深く本気でやるとかなりの運動になると知りました。
今回は目からウロコの「大人のラジオ体操」について簡単に説明していきます。
大人のラジオ体操
私が初めて「大人のラジオ体操」を知ったのは「ほぼ日刊イトイ新聞」の特集ページでした。
もう何年も前の記事なのですが、『大人のラジオ体操』の著者である中村格子さんがラジオ体操の正しい動きについて解説されています。この動きのポイントを抑えるとラジオ体操が『究極の全身運動』だというのが実感できます。
動画を見ながら一つ一つの動きをマスターしてみましょう。(すごいね、ラジオ体操!のページに各動きごとの動画があります。)
ラジオ体操第一
伸びの運動
- 腕を前から上に上げて、伸びをする。
- 腕を横から下ろす。
この動作を2回繰り返します。
腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
- 腕を振りながら、脚の曲げ伸ばしをする。
- 腕を振りもどして交差しながら、かかとを下ろして、また上げる。
この2つの動作を8回繰り返す運動ですが、大人のラジオ体操だとこうなります。
- 左右のかかとをあわせて、60度くらいに開きます。
- かかとを上げます。
- ひざを曲げて、上半身をまっすぐ下ろします。このとき、かかとは上げたまま。
- 脚を伸ばし、左右のひざをつけます。おしりをキュッとしめてください。かかとは上げたまま。
- 一瞬だけ、かかとを下ろす。
- かかとをすぐに上げて、もういちど、上半身を下ろし、ひざを曲げる。
踵が地面に付くのは5番目の一瞬だけで、それ以外はかかとはずっと上がったままです。
腕を回す運動
- 腕を下から外側に大きく回す。
- 逆方向から外側に大きく回す。
この動作を4回繰り返します。
脚は閉じたまま、かかとは地面につけたまま上げずに行います。
胸を反らす運動
- 脚を横に出しながら、腕を横に振る。
- その腕を横に出しながら、腕を横に振る。
この動作を4回繰り返します。
この動きのポイントは「キューピーちゃん」とのこと。
視線はまっすぐ、手のひらを上にして、胸の筋肉をぐーんと反らします。
体を横に曲げる運動
- 右腕を横から上に振り上げて、体を左に曲げる。
- 体を起こしてもう1回左に曲げる。
- 左腕を横から上に振り上げて、体を右に曲げる。
- 体を起こしてもう1回右に曲げる。
この動作を2回繰り返します。
腕を耳の真横に持っていき、脇腹を「真横」に伸ばすのがポイントです。
体を前後に曲げる運動
- 上体を前に、3回弾みをつけて曲げる。
- 深く曲げたら上体を起こす。
- 手を腰にあて、上体を後ろに反らし、上体を起こす。
この動作を2回繰り返します。
体をねじる運動
- 腕を軽く振り、体を左、右、左、右とねじる。
- 左後ろ斜め上に、腕を大きく2回振り、体をねじる。
- 腕を体の横に止め、上体を正面にもどし、反対方向に繰り返す。終りは左脚を閉じ、腕は体の横につける。
腕を上下に伸ばす運動
- 腕を肩の位置で曲げると同時に、左脚を横に出す。
- 腕を上に伸ばし、かかとを上げる。
- 腕を肩の位置まで下ろし曲げ、かかとを下ろす。
- 腕を下に伸ばし、左脚をもどす。
- 腕を曲げると同時に、今度は右脚を横に出して、同様に行う。
この動作を2回繰り返します。
体を斜め下に曲げ、胸を反らす運動
体を斜め下に曲げ、胸を反らす運動 - すごいね、ラジオ体操!
- 左脚を横に出して、上体を左下に弾みをつけて2回曲げる。
- 上体を起こして正面を向き、腕を後ろに引き、胸を反らせる。
- 上体を右下に弾みをつけて2回曲げる。
- 上体を起こして正面を向き、腕を後ろに引き、胸を反らせる。
この動作を2回繰り返します。
体を回す運動
- 腕を右から大きく振り回しながら、体を左から右へ回す。
- 同様に右から左へ体を回す。
この動作を2回繰り返します。
終わりは左脚を閉じ、腕は体の横につける。
両脚で跳ぶ運動
- 両脚をそろえて4回跳ぶ。
- 次に脚を開いて閉じて開いて閉じてと跳びながら、腕を横に上げ下ろす。
この動作を2回繰り返します。
腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
- 腕を振りながら、脚の曲げ伸ばしをする。
- 腕を振りもどして交差しながら、かかとを下ろして、また上げる。
この動作を8回繰り返します。
深呼吸
- 腕を前から上、斜めに開きながら、ゆっくりと息を吸う。
- 腕を横から下ろしながら、息をゆっくりと吐く。
この動作を4回繰り返します。
ラジオ体操を毎朝夕の日課にしている方は多いと思いますが、ちゃんと体を動かせている方は実際には少ないのでは?
ラジオ体操の正しい動きをマスターすれば究極の全身運動になり、健康のため、ダイエットのためにも効果的だと思います。